髪の毛の先端のほうがなぜか玉結びされていたという経験はないでしょうか?高校あたりからこういった毛を目にするようになりましたが頻度がまちまちで原因を突き止められずにいました。
大人(おっさん)になったのでその正体についに調べてみました。あと偶然なのかわかりませんが白い繊維のようなものが必ず結ばれたところに挟まっているんです。こいつの正体についても調べてみたいと思います。
玉結びされた髪って具体的にどんな状態?
文章じゃあ伝わりづらいと思いますので百聞は一見に如かずということで実際の写真をご覧下さい。

拡大すると中央の髪の毛が結ばれている所にさらに謎の白い繊維が一緒に結ばれているのが確認できます。

この現象は偶然なのか、あるいは私だけ特殊な毛なのかわからなかったので調べてみました。
とりあえずGoogle先生に聞いてみた。

検索結果を見てみると結構同じような人はいるみたいでした。私一人だけがこうなるわけじゃないようで一安心。
主な発生原因
ネットでは主に下のような要因であると考えられているようです。
- まったく偶然に何らかの拍子に結ばれてしまう
- タオルドライや寝返りしたりすると結ばれてしまう
- 髪が痛んでいると頻度が増す
- 一緒に結ばれている繊維っぽいのは結ばれた時に偶然巻き込まれた布の繊維
- 小さいおっさん(妖精)が寝ている間にいたずらしてる
小さいおっさんとかナニソレ怖い。
発生原因を考察してみる
正直なところ原因について私を納得せるだけの答えはありませんでした。上から考察してきます。
- まったくの偶然 → 靴ひもが偶然結ばれることなんて見たことないですよね?よって、無い
- 寝返りすると結ばれる → 寝返りをうって結ばれる理屈がわからない、よって、無い
- 髪が痛んでいる → 一理あるが結ばれる理由ではなく別の問題、だが高校生から頻発するようになったことから考えて少なからず頻度に影響がある可能性がある
- 偶然布の繊維が巻かれる → ほぼ確実に巻かれている理由にはならない。1と4が高確率で同時に実現される可能性は結構低いと思う。気のせいじゃなければ白い繊維がだいたい一緒に巻かれているもしこれがタオルなんかの繊維ならタオルの色になるので白ばっかりなのはおかしい
- 小さいおぢさま → ちょっと何を言っているのかわからないデスネェ
私は具体的に何がどうなっているか想像(理解)ができないものは信じられない質の人間です。より具体的な説明を探していると美容師さんのサイトに行き着きました。
本当の原因
普段から常に髪の毛と向き合ってきた美容師さんはすでに答えをお持ちでした。説明も専門的な観点で分かりやすいのでつい納得してしまいました。では一体何が原因だったのでしょう?
髪の毛のダメージ
子供のころの髪の毛ってサラサラで弾力性があって、指でくるくるしてもするっと抜けていきますよね?これが成長する毎に弾力性を失い、更にヘアカラーとかアイロンを使用するようになるとどんどん痛んできて、最終的には髪の毛が死んでいきます。弾力性を失った髪はまとまりがなくパサパサになるので他の髪と絡まるようになります。これが枝毛や結び目毛を作る最大の原因になります。
私はくせ毛が強い方だったので毎日アイロンでまっすぐにしていたのですがパサパサのスカスカな髪の毛になってしまったので櫛が通らなくなったことがあります。先の考察で述べた通り、やっぱり髪の毛へのダメージは影響が大きいです。
髪の毛が長い
髪の毛が長いとその分絡まる範囲が広くなり、より結ばれる可能性が増します。短い髪を一人で結ぼうとするのは困難ですが長い髪の毛だったらそれは容易ですよね。かなり納得のいく原因です。私は男性で多いスポーツ刈り的な髪型ではなくそこそこ長い方だったので頻度も高く確認が容易だったのだと思います。
一緒に結ばれてる白い繊維の正体は
原因が分かったところで、一つ疑問が残ります。そう、一緒に結ばれていることの多いあの謎の白い繊維はどこからきているかです。この件について私は一つの仮説を立てました。
それには先ず髪の毛一本がどのようになっているかを知る必要があります。資生堂さんのサイトにわかりやすい説明がありましたので紹介します。髪の毛は外側をコーティングしている部分をキューティクル、内側を構成している繊維部分をコルテックス、メデュラと言います。
髪の毛の構造ってどうなっているの?
1本の毛髪は、外側から中心に向かって3つの層からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。それぞれの役割をご紹介します。https://www.shiseidogroup.jp/binolab/h_0001/ より引用
私はこのキューティクル部分がダメージを受けて剥がれ落ち、中身のコルテックスかメデュラが飛び出してしまい、弱くなったところから玉結びになって繊維を巻いた状態の塊ができてしまうという仮説を立てました。
ただ、残念なことに検証用の髪の毛を捨ててしまったので当たらに手に入ったら保管したのち顕微鏡を購入して確認と検証を行い追記したいと思います。
以下の記事でついに繊維の正体が明らかに
対策
原因があるなら対策ももちろんあります。自分でできる対策について紹介します。
ヘアカラーはしない
カラーは女子オシャレの代表ですね。中高生で夏休みとかの大型連休に染めている子も多かったと思います。しかし髪の毛にとっては良いことが一つもありません。髪の毛の中身を空にしてそこに色を注入している状態です。もちろん髪の毛は死んでしまいます。可能な限りしないようにしましょう。実は男側から見ると染めてないほうが好印象であることが多いです。アイドルグループが軒並み黒髪ロングな理由は聞かなくても分かりますよね。
風呂上がりはドライヤーで乾かす
髪が長いと乾かすのが正直面倒です。ですがドライヤーをしないと翌日すごい寝グセになりますね。これにはちゃんとした理由があります。髪の毛は水を吸って膨張する性質があり、そのまま寝てしまうと膨張したまま自然乾燥されてしまい、キューティクルに隙間ができます。この状態を繰り返していくうちに次第にキューティクルが剥がれていき、最終的に内部の水分も失われて髪の毛が死んでいきます。ドライヤーってちゃんと意味があるんです。毎日のドライヤーは怠らないようにしましょう。
まとめ
謎の現象だと思われていた結び目も実はただ髪の毛が痛んでいたのが原因ということがわかり、長年の謎が解決しました。 髪が太い人は比較的少ないことも分かっていますが、これは多分太いからってだけで痛めば痩せていくので頻度は上がっていきます。 普段から髪の毛をちゃんとメンテナンスしていれば枝毛も結び目もできにくいようです。すでにヘアカラーをしてしまっている人でも対策を継続できれば髪の毛が傷んでしまうことはありません。実際に私がヘアアイロンを多用(毎朝)していたころは毎日枝毛と結び目と戦っていて毎日のように髪の先端をカットしていました。ボロボロだったので髪の毛を引っ張っただけで髪が切れるといった状況でした。ヘアパックと洗い流さないトリートメントを駆使して見た目上は綺麗になりますが、知っての通り髪の毛は死ぬと元には戻らないので髪が伸びて死んだ部分が無くなるまでは我慢するしかありません。可能ならば黒髪のまま毎日ドライヤーをかけて維持していくのが理想的です。次の記事では結び目についてる白い繊維について調べてみたいと思います。